春の皿には苦味を盛れ2019`

おんざろーど

2019年05月03日 05:26

どちらの先人がおっしゃったのかわかりませんが、
「春の皿には苦味を盛れ」
という先人の教えに則って!
今年も(すでに3回目ですが)ふきのとうを採りに行ってきました。

2012/03/22


定休日の朝、母親を誘って木曽方面へ。
御嶽山五合目、八海山神社までドライブして、
御嶽講の行者だった母方の祖父母が祀られている石碑にお参り。

それから雪がまだ少し残る山の中でふきのとうを・・・

ふきのとうを採る、というと・・・
「土手や道端に見えるものをポロっと採取する簡単なお仕事です」
的な感じに思いますよね~!
いやいや、それが(我が家は)違うんです!
春の山菜採りになると鬼軍曹のようになる我がグレートマザー指揮の元、
「いいかー!このかご一杯になるまでふきのとうを採らねば昼ごはんも食べさせないし家にも帰さんぞー!」
くらいの意気込みで、親の仇かっ!と思うほど採るまで終わらないんですよ・・・
母「ほらそこ」
私「はいはい」
母「そこにあと3つ見える」
私「えっ?どこ?」
母「足元見て、右側」
こんな調子で小一時間。
かご半分くらいになったので
私「もうこのくらいでいいでしょ~!なからになったよ~」
母「ちょっと少ないけど、まあこのくらいにしとくか」
私「・・・・・」
そんなこんなで手を洗ったりトイレ休憩して、
さてお昼ごはんにしようかと休憩小屋に座ろうとしたら・・・
母「この下にもけっこうあるんだよね。ちょっと覗いてきてみ」
私「日当たり好いからもう開いちゃってるでしょ~どれどれ」
(あー・・・あるね~)
母「ほら、あの辺なんかまだいいじゃん。ちょっと見えるのだけ採ってきてや」
私「・・・母さん、これはなかなかの傾斜だよ・・・」
私「さっき採ったやつの下ごしらえしとくで」
私「・・・行ってきます・・・」

一見すると杖を持って歩く老婆風の我がグレートマザー。
アラフィフの娘に、
土手というより若干の崖の壁面に見えるふきのとうを採りに行かせる鬼軍曹みたいなBBA。

当家の年間行事予定表の4月5月の一大行事。
春の山菜採り第一弾。
かご一杯のふきのとうを持ち帰ってきたので、
その日のうちにせっせと蕗味噌作りしました。
すでに3月頃からお通しやご希望のお客さまにお出ししていますが、
まだまだまだまだ・・・当面の間、蕗味噌三昧です。。。



関連記事