Old Parr♪

おんざろーど

2011年10月23日 01:50

152歳まで生きたというイギリスの伝説?の人。
トーマス・パーさん。(Thomas Parr)

言い伝えによると、
パーさんは、イギリスはバーミンガムの近郊シュルーズベリー辺りに
1483年ころ生まれて1500年ころ入隊。
80歳で結婚!?して一男一女をもうけたらしいのですが、
どちらも幼くして亡くなってしまったとか。
さらには、100歳ころに女性問題を起こし?!私生児を生ませたと言われているとか。。。
さらにさらに、
最初の奥さまが亡くなった後、122歳の時に後妻を得たとか。。。

パーさんの高齢っぷりはイングランド中の噂になって、
その姿はルーベンスさん(ネロですね)やヴァン・ダイクさんが
絵にしたくらい有名だったとか。
1635年、第21代アランデル伯トーマス・ハワードさんがパーさんの元を訪れ、
チャールズ1世さんに拝謁させるためにロンドンへと連れ出しました。
チャールズ1世さんがパーさんに対して、
「他者に較べ特筆する何かを成したことがあるかどうか」
と尋ねたところ、
パーさんは、
「女性問題で教会から課された贖罪を成したもっとも年老いた人間だ」
と答えたそうです。
ロンドンでは相当に珍しく、稀代の人物として注目を浴びることになっちゃった
パーさん。
都会に出て有名人になってそれから間もなくして、
亡くなってしまいました。
パーさん自身は、長生きの理由を、
「菜食主義と節度のある暮らし」にあると考えていたそうですが・・・
派手な暮らしと美味しい食事をたくさん食べるようになってしまったことで
環境の変化が死期を早めたのでは?との説があります。

152歳9ヶ月で亡くなったらしきパーさん。
チャールズ1世さんの手配によって1635年11月15日に
ロンドンの世界遺産、ウエストミンスター寺院に葬られました。
ウエストミンスター寺院、行ったことありますが、もうお墓満杯らしいです。
ニュートンさんとかダーウィンさんとか、
ディケンズさんとかキップリングさんも葬られてます。
ロンドンに行った時にバスに乗る時間がせまっていて
写真撮れなかったんでビックベンで勘弁してください。。。
このちょっと向こうがウエストミンスター寺院です。


そんな長生きのパーさんにちなんで、
「時代がどんなに変わろうとも変わらぬ品質を約束する」
という意味が込められて名前がつけられたお酒、
Old Parr(オールド・パー)

マクドナルド・グリンリース社製造。
クラガンモアなどスペイサイドモルトを中心に構成されていて、
ピート香と深いコクが特徴です。
当店では、50歳以上、もっというと70代のお客様に根強い人気です。
常連のご隠居様たちがボトルキープしてくださるのは有難いんですが、
すぐにペロリと飲んでいってしまってコッチが心配になるほど・・・
パーさんみたいに長生きしてほしいので、終わりそうになると
「新しいボトルないから、今夜はそのくらいにしてまた来てよ!」
と言ってなんとか飲み干すのを制止してます(笑)


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