Tout,tout pour ma chérie♪その二
長々引っ張ってすみません。。。
で?オークがなんだって?
というイラッちなお声が届きそうなので、
横道にそれないようにこの辺で真面目にいきます。
ウィスキーを貯蔵(熟成)する樽のオークは一種類ではありません。
もちろん、ヨーロッパやアメリカ、もちろん日本も。
国(産地)によっても種類が違います。
北米産のホワイトオークやヨーロッパ楢のコモンオーク、
日本ではミズナラの樽なども使用されます。
これらのオークを原料にして作られた樽。
その樽に入る中身ももちろん一種類ではありません。
巷でよく聞く「世界の五大ウィスキー」と呼ばれる、
スコッチウィスキー(英国スコットランド)
アイリッシュウィスキー(アイルランド)
アメリカンウィスキー(米国)バーボン・テネシー
カナディアンウィスキー(カナダ)
日本国内で蒸留された国産ウィスキー
他にも世界各国各地域で作られるウィスキーや、
ワイン(シェリー酒も含む)などなど。
樽にもそれぞれ大きさ(容積)があって、
バーレル(約180L・ホワイトオーク)
ホッグスヘッド(約230L・ホワイトオーク)
パンチョン(約480L・ホワイトオーク)
シェリーバット(約480L・ヨーロピアンオーク(コモンオーク)
ミズナラ樽(約480L・ ミズナラ(ジャパニーズオーク)
単位をよく目にしますね。
余談ですが。。。
樽で熟成させるウィスキーやワイン、ブランデーなどは
各国の法律などにもよりますが、
数年から数十年「樽で熟成」されます。
木製の樽に詰められた原酒はもちろん漏れたりはしませんが、
通気はしているので熟成期間中にそのお酒に含まれる
水分やアルコール分が微量ずつ蒸発していきます。
だから、最初に樽に詰めた容量より
熟成を終えて瓶詰めされるときの
最終的な製造量は少なくなっています。
もちろん、熟成期間が長いほどどんどん減っていくので
熟成年数が長いお酒が高額になるのは当然のことなんですよね。。。
一般的には、木の樽で1年熟成すると1~3%失われるそうです。
で、その減った分のことが
「天使の取り分」
Angel's share
と呼ばれています。
知らぬ間に勝手に減っちゃってるのになんか
かわいい呼び方になってますね(笑)
はっ!!!
横道にそれないようにって・・・
冒頭で宣言したにもかかわらずこの長引きっぷりは。。。
本当に本当に、長々引っ張って申し訳ありませんm(_ _)m
ここで一旦CMです
というワケにもいかないので・・・
ひとまずつづきは次回。。。
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