Tout,tout pour ma chérie♪その二

おんざろーど

2012年03月04日 19:24

長々引っ張ってすみません。。。
で?オークがなんだって?
というイラッちなお声が届きそうなので、
横道にそれないようにこの辺で真面目にいきます。

ウィスキーを貯蔵(熟成)する樽のオークは一種類ではありません。
もちろん、ヨーロッパやアメリカ、もちろん日本も。
国(産地)によっても種類が違います。

北米産のホワイトオークやヨーロッパ楢のコモンオーク、
日本ではミズナラの樽なども使用されます。

これらのオークを原料にして作られた樽。
その樽に入る中身ももちろん一種類ではありません。

巷でよく聞く「世界の五大ウィスキー」と呼ばれる、
スコッチウィスキー(英国スコットランド)
アイリッシュウィスキー(アイルランド)
アメリカンウィスキー(米国)バーボン・テネシー
カナディアンウィスキー(カナダ)
日本国内で蒸留された国産ウィスキー
他にも世界各国各地域で作られるウィスキーや、
ワイン(シェリー酒も含む)などなど。

樽にもそれぞれ大きさ(容積)があって、
バーレル(約180L・ホワイトオーク)
ホッグスヘッド(約230L・ホワイトオーク)
パンチョン(約480L・ホワイトオーク)
シェリーバット(約480L・ヨーロピアンオーク(コモンオーク)
ミズナラ樽(約480L・ ミズナラ(ジャパニーズオーク)

単位をよく目にしますね。

余談ですが。。。
樽で熟成させるウィスキーやワイン、ブランデーなどは
各国の法律などにもよりますが、
数年から数十年「樽で熟成」されます。
木製の樽に詰められた原酒はもちろん漏れたりはしませんが、
通気はしているので熟成期間中にそのお酒に含まれる
水分やアルコール分が微量ずつ蒸発していきます。
だから、最初に樽に詰めた容量より
熟成を終えて瓶詰めされるときの
最終的な製造量は少なくなっています。
もちろん、熟成期間が長いほどどんどん減っていくので
熟成年数が長いお酒が高額になるのは当然のことなんですよね。。。
一般的には、木の樽で1年熟成すると1~3%失われるそうです。

で、その減った分のことが
「天使の取り分」
Angel's share
と呼ばれています。
知らぬ間に勝手に減っちゃってるのになんか
かわいい呼び方になってますね(笑)

はっ!!!

横道にそれないようにって・・・
冒頭で宣言したにもかかわらずこの長引きっぷりは。。。

本当に本当に、長々引っ張って申し訳ありませんm(_ _)m
ここで一旦CMです
というワケにもいかないので・・・

ひとまずつづきは次回。。。



















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