桜の花も散り始め

塩尻市では4月1日には蕾から咲き始めとなった今年の桜。
例年よりも早く咲き始めたのに・・・
なんと!先週25日(土)の時点で場所によっては散り始めのところも。

世の中は「家にいて!週間」だというのに・・・

桜なんか見る気分じゃないとか、
荒んだ心を癒してくれたとか、
今年の桜の花はまた違った気持ちで観れたとか、
やっぱり、いつなんどきに観ても桜の花はいいね。

なんて。。。
人それぞれ、悲喜交々かとは思いますが・・・




いや~、それにしても。
今年の桜はとにかく長く咲いていましたね~。
早いときってお天気次第では1週間から10日で散っちゃうときもありますもんね。

今年は長いところで小一か月は咲いてるんじゃないかな。

最後に更新したBlogが「桜の花が散るまで」なんてタイトルで、
桜の花が散るまでBlogとtwitterをおやすみするって書いちゃったわけですが・・・
今年は桜の花が長く咲いていたので思いのほか長いおやすみになってしまいました(笑

最後の更新が4/5だったので、あれから21日間。
いまこちらをご覧のみなさんにも、
そして広い世界の中でも。
この21日間にたくさんの出来事があったように、
私にも、この21日間でたくさんの出来事がありました。

よく例えていますが、
私の人生が、私の人生というタイトルの一つのロードムービーだったとしたら・・・

私はこの春、また新たな旅に出かけることとなり、
新しい物語が始まりました。
もちろん、このロードムービーのサウンドトラックのオープニングはON THE ROADでした。

まずは、新たな旅路の扉の鍵を開けるところから。
いまは一人で路上に立つ私と、新しい旅の途上でまたみなさんとお会いできる日まで。
続きはまたこちらのBlogでお知らせいたします。

なにはともあれ、いまはただ、みなさまのご無事をお祈りする日々です。


  

2020年04月27日 Posted by おんざろーど at 11:00Comments(0)Bar On the road つぶやき

桜の花が散るまで

そういえば、3月10日に定休日で休んで以来、休んでなかったことに気付きました。
定休日と言ってもなにかしら用事があったし、
廃業前で気忙しかったので休んだという記憶はありませんが・・・
廃業前は最終営業日まで気を抜けなかったし、
廃業後は片付けや後始末や手続きに追われて休む暇なんかなくて。

桜が咲くころってあんまり好きじゃありません。
花はたくさんあるのにね、なぜか桜って日本人的に特別な感じがしちゃう。
桜じゃなくてもいいのに。
我が家の歴史上、桜が咲いているときに限って悪いことが起きていたからか、
春は好きなんだけど・・・どうしても桜が咲くころになると心から春を喜べない。
あんまり優しくなれない自分がいます。

今年はどこでどんな桜を見るんだろうか。
桜の花が散るころどこでなにをしているんだろうか。

お天気はいいんだけど肌寒い日曜日に、
久しぶりに一歩も外に出ないで事務仕事しながら自宅で私は考えました。

一つづつ一つづつ。
考えながら自分で決めないといけない小さな迷いや悩みは尽きないけど、
とりあえず休もう。
まあ、そう言って休み休み考えるんだろうけどね。。。

ということで。
桜の花が散るまで、こちらのBlogとTwitterはお休みします。
緩いソーシャルデトックス。
桜が散って心も身体もしっかり休んだら、どんなお休みだったかをご報告します。

桜の花が散るまで、しばしのお別れです。




  

2020年04月05日 Posted by おんざろーど at 19:40Comments(3)つぶやき

オトコの言葉

「月を取ってきてくれたら付き合ってくれるっていうからさ、月を取りに行ったんだよ」
byKさん55歳/♂/独身(発展的解消歴アリ)

Bar On the Roadの廃業のお知らせをしてから営業最終日までの間、
廃業の知らせを聞きつけた常連さんやしばらくご来店されてなかったお客さまが大勢いらしてくださいました。
そんな中、ご新規のお客さまのご来店も多数ありました。

こちらのBlogでお世話になっているナガブロガーさんや、お店のTwitterのフォロワーさんなど。
いままでお会いしたことはなかったけれど、なにかしらで繋がっていた方々です。

どちらも共通して言えることは、
「文字での繋がり」だということ。
性別も年齢も顔も。
インターネットの世界ですから。
もしかしたら実在の人物かさえもわからない。
ナガブロとTwitter、私も含めてそれぞれの世界の住民のみなさん。

冒頭のお客さまもその中のお一人です。
以前からこの私の拙いBlogを読んでくださっていて、廃業前にとご来店してくださいました。

「オトコの言葉」なら俺に任せろ!というコメント(私はそう解釈しました)もいただいていたので・・・
なんとかして面白い言葉を引き出せやしないものかとじゃんじゃんお酒を飲ませて(強要はしておりません)、
どうにかこうにか(そんなに苦労はしませんでしたが)引き出した言葉が冒頭の言葉となりました~。

共に浜田省吾ファンという共通点から、好きな曲の話へ。
一つの曲でも年齢ごとにその曲を聴いていた時代背景や思い出が違いますよね。
という会話の中で出てきた曲が「ラストショー」でした。
別れの曲なのになんとなく軽快なテンポで、歌詞の内容から景色が浮かんでくるような。
私も思い出がいっぱいある曲です。(思い出したくない過去も多々)

Kさん「ラストショーと言えばね、その当時なんとなく好きな子がいてさ。
どうしても付き合いたいって程じゃなかったんだけど、
友達の車を借りてその女の子と夜の海を見にドライブ行ったんだよね」

私「えー、なんかもうそのシチュエーションだけでキュンとなりますね!何歳の時ですか?」
(キターーーーーー!絶対なにか言葉拾ってやるーーーー!)

Kさん「俺が21歳で、彼女は1歳下だったかな~。とにかく若かったことだけは確か(笑 」

私「砂浜を歩いちゃったりしたんですか~?」
(これは告白しちゃうところじゃない?)

Kさん「そうそう。それで、ラストショーのあれ!星は君の物で、月は俺の物だったってあれ」

私「アレですね!カーラジオからおれの~お気に入りのライクアローリングスト-ンズ」
(とりあえず歌う私)

Kさん「そう!それを思い出してさ、海の中にジャブジャブ入って行ったんだよね~腰のあたりまで海に入ってさ」

私「えっ?なんでなんで???まさか!好きだーって叫びながら的なヤツですか???」
(なになに?どうゆうこと?)

Kさん「月を取ってきてくれたら付き合ってくれるっていうからさ、月を取りに行ったんだよ」

私「かぐや姫かっ!!!」

ということで。
ここで冒頭の言葉となりました。
どういうことだったかというと。

Kさん「そんなに好きでもない子だったんだけどね、なんか一緒にいたらそんな雰囲気になってきちゃってさ。
彼女にさ俺たち付き合わない?って言ったのよ。
そうしたら彼女が月を指さしてさ、月を取ってきてくれたら付き合ってもいいよって言ったんだよ」

私「その女の子もなかなかのツワモノですね・・・」
(軽くチャチャを入れる私をよそに話は続いてます)

Kさん「ちょうど月が出ててさ。満月じゃなかったと思うんだけど、海の中に月があったのよ。
キラキラしてて、波も静かで、ホント、ちょうど見えるところに月が写ってて。あっ!これだ!って思って。
どんどん海に入って行って、月が写ってるところまで行ってさ。
ほら、月取れたよー!ってやったってわけよ」

私「ヤバい!!!映画のワンシーンじゃないですか!!!
月を取ってきてとか言っちゃった彼女は?その時の彼女の反応はどうだったんですかー?」
(じゃんじゃんチャチャを入れる私をよそに話は続いています)

Kさん「俺がどんどん海に中に入って行ったから慌てちゃってさ。
もうわかったからヤメテーとか言ってたかな~(笑
いや~若かったな~。思い出すだけで恥ずかしいけど、若いってもんだよね」

この後も、がつがつチャチャを入れる私をよそに話は続いていきました。
月を取って来てくれたら付き合ってもいいよと言った彼女と、
彼女の願い通り月を取ってきたKさん。
その後、少しだけ付き合ったけどすぐに別れてしまったそうです。
*そんなに好きでもない子だったしね by Kさん

しつこいようですが、
ハタチそこそこの男子がですよ、
(そんなに好きでもない子だったけど)
友達の車を借りて海までドライブしてですよ、俺たち付き合わない?って言ったら、
月を取って来てくれたらつきあってもいいよって言われて、
海の中に見えた月を取りに海の中に入って行っちゃったんですよ!!!

あーーーーー!
これぞオトコの言葉にふさわしい!
キングオブオトコの言葉!
2020`オトコの言葉オブザイヤー!

あまりにもいいお話だったので物語を構成するのに時間がかかりました。。。
投稿まで少々お時間をいただきましたことをお許しください。

Kさん、おめでとうございます!
(えっ?なにに?というツッコミは不要です)
そして、ありがとうございます!

この話を拾った私グッジョブ。
  

2020年04月04日 Posted by おんざろーど at 19:38Comments(0)Bar On the road つぶやきBarと喫茶店で私が考えたこと

飲食店廃業よもやま話

飲食店の廃業と一口に言ってもお店ごと、業態によってもさまざまな手続きがあります。
とりあえず、
開業するときにした申請、手続きは全てクリアにすると思っていただければわかりやすいかなと。
これは移転の場合も同じです。

例えば、飲食店営業の許可を申請するのに必要な資格。
調理師、もしくは衛生責任者。
これは資格としては個人の持ち物なので飲食店が廃業してもその資格はなくなりません。
では、廃業の手続きの際はどうするのかというと、
一つの店舗につき一人の資格保持者が必要なため開業の際に専任されます。
なので、廃業の際はその資格者を解任するということになります。
これは保健所に行って飲食店許可証を返却し廃業届を提出した際に自動的に解任されます。

ちなみに、
保健所への廃業届の提出は営業をしなくなった日から10日以内に提出することになっています。

次に税務署。
こちらも開業届を出した人は必ず行かなければなりません。
私の場合は、
個人事業の廃業等届出書/所得税の青色申告の取りやめ届出書/給与支払い事務所等の廃止届出書
の3枚を提出しました。
開業時に出した届け出を持って行ったので話が早かったです。
というか、駐車場にスンナリ停められて中に入ったらびっくりするくらい人がいなくて(アレの影響でしょうが)
職員の方がとても親切に書き方を教えてくださったのでスムーズにできました。
確定申告の期限が延びたので混んでいるかと思ってビクビクして行ったのに・・・
2月に確定申告に来た時と同様、あっさり手続き終了。

余談ですが・・・
税務署の駐車場を出てすぐにフッと思い立って。
お城の西側の有料駐車場に車を停めて前日に開花宣言された松本城の桜を観がてらお城の周りを散策。
駐車場に戻る途中で取引先の営業くんから電話が来たので喋りながら駐車場に戻って、
自分の車を停めたところの番号を確認して(この時点でまだ電話中)精算機に行って番号を打ち込んで精算。
10分程度なのに600円?と思いつつ、車に乗ってエンジンをかけたところで営業くんと電話終了。
ゆっくり真っすぐ発進して3秒後・・・

ガリガリガリー

「あ‘‘--------!!!」

すぐに止めてドアを開けてみたらロック板が?降りてない?
あれ?私の駐車番号23番?
さっき25番って押さなかった?

そう、その通り!
隣の隣の25番の車のロック板が降りてましたorz
バカバカ、私のバカー!と言いながら半泣きで再び精算機に行って23番で精算。
ギターパンダさんの歌にこういう歌があるんですがそのまんま。
ったくもう。。。

気を取り直して。
(全く気は取り直せませんでしたが)
最後の手続きをしに消防署へ。
こちらは本来ならばうちのお店のような小規模店舗には必要なかったし、
後にビルに管理者がいたということを知ったので本来必要なかったんですが。
真面目な私は開業前に防火管理責任者講習を受け資格を取り、
お店の防火管理者として届け出をしておいたので。
こちらも保健所と同様に廃業と同時に解任届を提出しました。
消防署には先に電話で手続きの仕方を聞いておいたので、何をするのかまではスンナリ伝えられたんですが・・・
署員の方でお客さまがいらっしゃるのでこっそり顔を見られないようにしていたつもりが・・・
オープンスペースの事務所内で
「オンザロードさん?」「オンザロードです」「オンザロードさんね」
とみなさんで手続きの書類を探したりやり方を教えてくれながら連呼してくださって・・・
結果お客さまに見つかり帰り際に労いのお言葉をかけていただいてしまいました。
お世話かけましてすみません。。。

といったわけで。
当店は風営法等の申請はしていないので関係ありませんが、
警察署に届け出をしてある人はそちらも廃業と同時に届け出は必要となります。

あとは、各種リース機材の撤収。

カラオケのリース契約をしていた業者の機材撤収があったのでこちらは廃業を決めてすぐに連絡。
最終営業日から店舗の引き渡しまでに撤収をしてもらうように段取りして日程を決めて撤収してもらいました。

生ビールサーバーは取引先の酒屋さんからビールメーカーに連絡してもらい、
サーバーの撤収日を決めて当日機械メーカーさんが撤収に来てくれました。

最後に、一番大事なこと・・・賃貸店舗の引き渡しです。
大家さんと仲介業者の不動産屋さんに退去日の連絡。
当店の場合は若干複雑な事情もあったので1月には退去を決め、3月末の引き渡しということになりました。
引き渡し日が決まったら最終営業日を決めて、
退去までに店舗内にあるものを全て片付けて掃除して引き渡すことになります。
これは店舗の契約の際にそれぞれ取り決めがあると思うので契約書をよく読んだ方がいいです。
当店は居抜き店舗で内装の変更もしてないのでまだよかったんですが、
スケルトン(まっさらな状態にすること)返しの場合は工事費がかかってしまいます。。。

そんなこんなで3月23日の最終営業日の次の日。
日ごろお世話になっていたお客さまの有志部隊が15名ほど集結。

よーしやるぞーおーどれだどれだーこれかーいくぞーおっしゃーかかってこーい

みたいな勢いで来てくださったんですが・・・
2時ころまで仕事して、少し片づけて4時に帰宅し6時に寝て、12時に起きて13時にお店に行った私。
「引っ越し当日、なんの梱包も片付けもしていないまま引っ越し業者が来てしまった」
というベッタベタの展開となりました。
冷蔵庫の中身なんか棚に両腕を入れて全部床に落としたり、
運んでもらうものの棚という棚に収納されていたものは特大のポリ袋にザーッと入れたり・・・
アレはどうするコレはどうするという四方八方からくる質問に答えつつ、
やる気満々の野郎どもを止められるはずもなく、
とにかくその勢いに必死でついていかないと振り落とされそうな流れとなっておりました。

3月24日から31日までの1週間。
電気、ガス、水道の解約を引き渡し日に指定。
大型ごみやその他もろもろのゴミは業者にお願いし、あとはひたすらゴミ袋に詰めてクリーンセンターへ。
ゴミがひとしきり片付いたら近所に住む幼なじみたちが2日間日替わりで来てくれたので大掃除。
31日には全てなくなって綺麗になりました。

4/1に不動産屋さん立会いのもと店内を見ていただき全ての鍵の返却。
最後の最後に不動産屋さんと階段を降りようとしたら
「綺麗に使ってくださってましたね」
不動産屋さんが店内を振り返ってそう言ってくださいました。
シャッターの鍵を私が閉めて、不動産屋さんに改めてお礼を言ってお別れしました。

これにて全ての手続きが終わりました。
2009年9月に初めて店内を見させてもらって、あのカウンターを見た瞬間に
「あっ!Barをやろう」と思い立ちました。
共に伴走し続けてくれたカウンターに感謝を込めて、
10年分の思い出を振り返りながら最後に最高級のワックスをかけておきました。

長々とすみません。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。 


  

2020年04月02日 Posted by おんざろーど at 15:08Comments(6)つぶやきぼやきBarと喫茶店で私が考えたこと

4月になりました

毎月1日にその月の予定をお知らせしてきましたが、
今月からなにもお知らせすることがありませんでした。。。
どうもすみません。

今日はエイプリルフールでしたが、さすがに昨今の事情も踏まえて自粛しておきます。

そういえば、嘘をつく、のつくは「吐く」なんですよね。
嘘を扱く(うそをこく)とも。

以前にもこちらのBlogに投稿しましたが、
2011/04/02


ところで、エイプリルフールって???

以下Wikipediaより

「エイプリルフールの起源は全く不明である。
 すなわち、
 いつ、どこでエイプリルフールの習慣が始まったかは
 わかっていない」

だそうです。
世界各国で多少の違いはあるものの、
とりあえず、一年に一度、公然と「嘘」をついていい日?という認識でよろしいでしょうか?

嘘ねぇ・・・
ウソかぁ・・・
なんだろ。

日常に溢れている小さな嘘から大きな嘘、かわいい嘘から恐ろしい嘘まで。
誰にだってありふれた日常の中に大なり小なりの嘘が混じっていてもおかしくないかなと。

息を吸うように嘘の自分を演じ、
息を吐くように嘘を吐く。
嘘だと知らなければ騙されてもいないしバレなきゃやってないのと同じ。
嘘を吐いている本人は嘘を吐き続けることでその世界が当たり前の日常になるわけで。
それが保身のためでも、誰かを守るためでも。
誰も不幸にしていなければそれもそれ。

嘘も方便。
ウソも優しさ。

今日はエイプリルフール。
小さくてかわいい嘘を吐いてみたかったけど、考えているうちに今日が終わりそうです。
  

2020年04月01日 Posted by おんざろーど at 15:08Comments(0)Bar On the road つぶやきBarと喫茶店で私が考えたこと