Barで私も考えた-Bar On the Road-

左手舟状骨の骨折から2週間が経ち、救急外来後の最初の診察日。
担当Dr.「この前はわかりづらかったけど。やっぱりちゃんと骨折してますねー」
私「ということは・・・？」
Dr.「ここはホントに治りにくいんだよね。
全治6週間で変わりなし！」
私「・・・嗚呼・・・」

全治6週間の診断が変わりなく、順調に回復しても残り4週間とのこと。
日常生活の不自由さにはそこそこ慣れてきたものの、
やっぱり仕事に支障をきたしていることが多々あって悩ましいところ。。。
そんなことを悶々と帰りの車の中で考えていました。

お店の階下の入り口に、

本日はご来店いただきましてありがとうございます。
ただいま、店主左手骨折中につき以下のサービスがご提供できません。
ご了承の上、ご入店くださいますよう宜しくお願いいたします。
・特大生ビールが持てません
・フロアのお席にグラスを運ぶことが出来ません
・一部カクテルが作れません
・フードメニューはお出しできません

こんな注意書き？を書いた看板を出していたのでネタ？かと思われて
(さすが当店のお客さまたちですねー！)
ほとんどのお客さまは笑いながら階段を上がってきていました。。。

それはさておき。
なにが一番大変かって？！
洗い物！！！
時々ミラクルがおきて大混雑する当店。
店内に30人以上いるとか当たり前。
骨折期間中に30人超や15人以上の団体さまがいらしたとか何回かありました。
例えば、店内に30人のお客さまがいらしたとします。
単純に、30人分のドリンクが出ているので30個のグラスがそれぞれの手元にあります。
もちろん、おひとりさま1杯ではないので2杯お飲みいただいたとしたらグラスは60個。
グラスにもいろんなサイズやビール専用グラスなど種類がありますが、
グラスのストックがそんなにたくさんあるわけじゃないですし、
さっさと片づけていかないとシンクにたまってしまうので洗ったり拭いたりの繰り返し。
なんですが・・・
なにしろ左手はギプスでガッチガチに固められていて濡らせない・・・
大きめのゴム手袋を見つけたので大量購入して(ギプスに引っかかって破けてしまうので)
その都度左手にはめて洗い物するにも限界が。。。
2週間でまず音をあげそうになったのが洗い物でした。

そこで！
残り4週間のギプス生活を断言された診察の帰り道。
車の中で(Barじゃなくてすみません)私も考えました。

洗い物さえクリアできればあとはなんとかなるのに・・・
お皿とかないし、グラスだけでも・・・
はっ！！！！！
食器洗浄機！！！！！

というワケで。
帰り道にあった家電量販店にて食器洗浄機を物色。
15年くらい前、子供がまだ小さくて仕事も忙しかったころ食器洗浄機を持っていたことがありました。
その時から考えたら機能もお値段も何から何までもはや浦島太郎状態・・・
食器洗浄機のコーナーで(　ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝとして立って眺めてました。

本体はネットで買えるとしても、分岐水栓なるものを取り付けなきゃいけないとのことで。
あーだーこーだヤンヤヤンヤと大騒ぎしたのち、
本体と分岐水栓をネットで購入。
当店の頼れるお客さまに相談したところ、取り付けしてくださるとのことで！

2017年7月29日吉日。
Bar On the Road 営業8年目にして食器洗浄機導入！

分岐水栓の取り付けをしてくださった小山水道さん、ありがとうございましたー！

骨折だのなんだのでたいして働いていないのに設備投資・・・
なんて無謀なことをしてしまったんでしょう(泣
骨折完治の暁には牛のようにじゃんじゃんバリバリ働くことをここに誓います。。。