Barで私も考えた-Bar On the Road-

年末恒例の
「オンザ納め」
昨年から新たに
「路上納め」も加わって、12月の2週目あたりからご来店されるお客さまに
「路上納め？」
「オンザ納め？」
と聞き始めます。
お別れはもちろん
「今年もお世話になりました。あっ！喫茶 路上は31日16時まで営業しておりまーす。
年明けは4日からやってまーす！」
というご挨拶でお見送りしていました。

2010年3月の開業と同時に始めたこちらのBlogもそろそろ丸12年になります。
BarというタイトルのBlogのくせにお酒ネタがほとんどなくて
私のぼやきだの遊んだ記録や、今年は夏ころから日めくりしたり朝のご挨拶多数・・・
ネタはいっくらでもあったんですよ、ネタはね。
文字にするのがなかなか、ね。
＊言い訳

”私の人生のロードムービー”
という表現をよくしていますが、
今年も私の物語は劇的でドラマティックで終始飽きることなく展開していきました。
昨年、春の始まりに一つの旅を終えてすぐに新しい旅に出て、
春が終わるころにはまた新しいステージに立っていた私。
あの頃、少し先どころか自分の手も足元も見えないような濃霧に包まれた路上に立ち、
どっちが前なのか、果たしてこの先に道があるのかさえも分からなくて。
とにかく進んでみてから考えよう、
転んでも茨が刺さっても、進んだのは私なんだから、誰のせいでもない、大丈夫。
暗くて見えないなら自分の全身の力で光を放って明るく照らせばいい。
そうしたらせめて自分の手や足元は見えるから。
少しづつ少しづつ、ほんの少し先まで見える範囲で進み出したときに、
私は新しいステージに立ち、その幕が上がっていたことに気付きました。
楽しくてワクワクして、身震いするくらい嬉しくて、霧は瞬きする間に晴れて新しい景色が広がっていました。
カウンター越しに見える新しい景色越しに出会うお客さまと、
喫茶 路上とBar On the Roadで過ごす数十分か数時間の間に起こる出来事の全てが、
私にとってはまるで映画のワンシーンかのような、そんな日々でした。
LIVEで聴く音楽や、お客さまの話し声、聞こえてくる音の全てが、
私の人生のロードムービーのサウンドトラックになっています。

昨年5月に狼煙を揚げて以来、
外にせり出した丸い看板と四角い看板を見つけて立ち寄ってくださった全てのみなさまに、
2021年も、懲りずに飽きずにお付合いただいた全てのみなさまに、
そして、こちらのBlogをご覧いただいた全てのみなさまに。
心より感謝申し上げます。

本年の営業はこれにて全て終了いたしました。
2022年は1/4(火)10:30より営業いたします。

2022年も変わらぬご愛顧のほど、宜しくお願い致します。

みなさまよいお年をお迎えください！

それでは、これにて。
喫茶 路上&Bar On the Road CLOSEです。