Barで私も考えた-Bar On the Road-

「好きですよ、大好きです」
by32歳・未婚♂

あれ？
もしかして・・・

なんていう思いが膨らんで、
一か八かのあの手この手でやんややんやとサイコロを転がしては
少しづつ駒を進めてみたりなんかして。

いよいよ私の妄想列車も快速から特急になりそうだったので・・・
ついつい、ストレートに聞いてしまった私の質問に対しての答えが冒頭の言葉です。

あっ、ちなみに。
間違っても私のことじゃありません（笑

私は妙齢の女性に対してよく使う言葉があります。
「女はね、好いてもらってなんぼだよ！
オンナが追うよりオトコの人の愛の力が大きいほうが上手くいく。
自分のことを好いてくれる人がいたらド～ンと飛び込んじゃいなよ」

なんてね。。。
大抵の妙齢の女性はその言葉に躊躇します。

「恋がしたい」
「ときめきたい」
「早く結婚したい」
「子供が欲しい」
「誰か紹介してください」

常日頃、そう言っている妙齢の女性たち。

誰でもいいわけじゃないんですよね。
それはわかります。
私だって、誰でもいいわけじゃないもの。。。

過去に、なかなか手ごわい妙齢の女性に、
その彼女の条件通りの男性を紹介したことがありました。
・お洒落で
・優しくて
・話題が豊富で
・海外経験があって
・年収が自分よりも高い人

はいはい。
ナイスタイミングでそんな好条件の人がいたんですよ。

どうなったかって？
ダメでした。
食事に誘われたけどそういう気分じゃないから断りました、と。

そのあと彼女がしている恋を知っていますが、
私は彼女からいま幸せだと聞いたことがありません。
好条件の人と食事に行かなかったことはどうだっていいんです。

いつまでも追い続ける恋、
自分の好きが相手より勝っている恋、
時間ばかりが過ぎていく不毛な恋。。。

それでも、恋は恋。
せっかく恋しているのに・・・
だからこそ、幸せであってほしいんですけどね。

冒頭の彼が大好きになった女性は幸せですよ。
私が「あのこのこと、どうなの？」
と聞いたらさらりと答えたんです。
すごく自然に、
いたって平静に。

いつものママ勘。
この恋は焦らずゆっくりと。
妙齢の男女ですから、頑張らなくても大丈夫。

歳を取って涙腺も老化してきたのか？
誰かの幸せを心から喜んで、
久しぶりに嬉しくて涙が自然にこぼれました。

オトナの恋が始まりました。
この恋の行方はのんびりと見守ります。。。