Barで私も考えた-Bar On the Road-

平素は格別のご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。
みなさまにおかれましてはこの未曾有の災禍にあってご苦労も多いことと拝察しております。
おかげさまで、本日Bar On the Roadは12周年を迎えました。
2020年4月に移転し、環境も事業内容も変換したことに加え、
さまざまな困難が続いた変化の激しい昨今にあり、無事12周年を迎えることができましたことは、
ひとえにみなさまのご贔屓ご支援の賜物と深謝する次第でございます。
どのような状況にあってもBar On the Roadは変化を恐れず、
お客さまをお迎えできる一日一日を大切に、今後も末永くみなさまに愛されますよう、
サービス向上に努めていく所存でございます。
今後とも何卒倍旧のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
まずは略儀ながらこの場をもって12周年のご挨拶を申し上げます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
2022年3月20日
喫茶 路上/Bar On the Road
店主

＊12周年のお知らせについての詳細は先に投稿したこちらの記事をご覧ください



12年前。
広告も出さず、宣伝もせず、大門七番町でひっそりと始めたBar On the Road。
開店して1年くらいは月の営業日の半分はノーゲスが当たり前。
ただただお酒が好きというだけでBarを始めてはみたものの、
よく言われる飲食店の生存率(開業後1年で70%/2年後50%/3年後30%/5年後20%/10年後5%)
はあながち間違いじゃないなと。。。
これ、いつまで続けられるかな？
とはいえ、それでも！せっかくだったら楽しみたいし、いつまで続くかにしても、
もちろんやるからには本気でやると心に決めて。
そんな気持ちで日々過ごしていました。
(一昨年の移転前まで10年間月に3日ノーゲスは当たり前でしたが)

希望だとか野望だとか、少し先のことすらも何も考えられなくて。
少し緊張して、少し不安で。
形は開業ですが、就職とか進学と同じ。
2年前の移転騒ぎのときも、全く同じ気持ちでした。
今でも毎日お店を開けて、最初のお客さまがいらっしゃるまでは同じ気持ちのままです。。。

今夜もBarで私は考えました。

あれから12年。
私があの夜、Bar On the Roadを始められたことも。
喫茶 路上を心置きなく始めることが出来たのも。
好きなことを、好きなように、好きなだけやらせていただける「今」を与えてくださって、
今日まで私を支え続けてきてくれたのは、
あの夜やあんな夜や、あの時この時、
家族や幼なじみ達や古い知り合いの方々、馴染みのお客さまや大好きな人、
Bar On the Roadを愛してくださっている全てのみなさまが、
私の進む少し先の道を照らしてくださったおかげだと。

そして、もう一つ。
2010年3月の開業当初から11年間。
BarのBlogだというのにお酒の話題はほぼなく、
朝のご挨拶や告知や、お客さまとの日常ネタや独り言のような投稿ばかりで・・・
ゆるゆると、若干グダグダで続けてきたこのBlogを読んでくださっている、
あなたがいてくれたからです。
Bar On the Roadも、このBlogも。
今日まで続けて来れたのは、そんなみなさまがいらしてくださったおかげです。

この場をお借りいたしまして、心より感謝申し上げます。

13年目も、Bar On the Roadと、間も無く2周年を迎える喫茶 路上で私は考え続けます。
道の上にも12年。
この道が続く限り・・・
ひとまず、13年目のBar On the Roadも喫茶 路上も。
そして、こちらのBlogと私も。
生温かい心で見守りつつ、
変わらぬご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。