Barで私が考えた妄想の日々是好日 No.41

夜な夜なBarカウンターの向こう側で繰り広げられているたくさんのドラマ。
楽しいこともあれば、悲しいこと、辛いこと、びっくりすることなど。
本当に、毎晩オムニバス映画を見ているかのような日々。

私だけが見ている私だけの物語。
それをありのままに書くとプライバシーの問題があるので、
私の主観で、私が夜な夜な見ている出来事のその先を、
「妄想」に変えてつぶやいていこうかな・・・
なんて出来心から始まった、あくまでも妄想のオハナシです。。。


【恋をするということ】

老若男女問わず。
恋のお話をよく聞きます。

片思い。
新しく始まった恋。
盛り上がっている恋。
のんびりした恋。
スピーディーな恋。
冒険活劇みたいな恋。
絡まった恋。
少し疲れた恋。
終わりがけの恋。
悲しい恋。
辛い恋。
不毛な恋。
秘めた恋。
などなどなど。。。

あんな恋やこんな恋。
色とりどりな、たくさんの恋の形。
どの人の恋も、その二人にしかわからない、全部違う恋。

夜な夜な、いろんな恋のお話を聞きつつ。
Barで私は考えて、そして、妄想していました。

あれ?待って!
もう〆の言葉?早くね?
(私のBlogなんぞをお読みくださっているみなさまからのツッコミを文字にしてみました)

実はこの記事。
〆の言葉まではササっと打ち込んだんですが、それから一か月以上。
何度もPCを開いて下書きの画面に向き合うんですが、どうやっても仕上がらずに放置してありました。
まだ早い。
もうちょっと、この恋の続きはきっとまだある。
そう考え続けて約一か月。
なんとなく、長いトンネルの出口が見えてきたような・・・
小さな光を見つけて光が差す方へ進み始めたような・・・
そんな恋の行方を見守っていました。

お席のご予約をしてご来店してくださった"初めまして"の女性のお客さま。
一人でBarに飲みに来たのは初めてなんです!
そう言って少しだけ緊張した感じでご来店されました。
平日で静かな店内。
カウンターで隣り合わせたお客さまとも臆さずお話して、その夜はお帰りになりました。
その翌々週。
開店と同時に二度目のご来店。
ファーストドリンクをお出しして、少しだけ世間話をして。
週末だったので時計を見ながら、
「この前言おうと思ってたんだけど、私に何か話したくてきたんじゃないの?」

それから、彼女は自分の恋のお話を私にしてくれました。
どんな恋なのか。
ひとしきり聞いて、少しづつ少しづつ、質問して。
彼女は言葉を選びながら、自分の恋のお話をし続けました。
きっともっとたくさんの感情やその時の想いがあったんだろうなと考えつつ。
40分くらいたったころ。
その恋がどんな恋だったのか・・・
だったのか。恋のお話がなんとなく過去形に変わったころ。
2人のお客さまがご来店されたので話はいったん終了。
それからお客さまが入り始めて騒がしくなった店内。
しばらくドリンクのオーダーが重なってバタバタしていたのですが、
カウンターで隣り合わせになった2人のお客さまと話が弾んでいた感じだったので、
彼女の恋のお話を少しだけ茶化して、あとはお客さま同士にお任せしました。

3回目4回目のご来店の際はお話をする暇がなくて、そのままになっていたあの恋のお話。
あの恋はどうなったのかな?
フッと心をよぎったころ。
仕事帰りにお茶を飲みに寄ってくれた彼女。
やっと話のつづきを聞いて、彼女の「今」の気持ちを聞きました。
たくさんたくさん考えて苦しんで、いっぱい泣いたり悩み抜いた日々だったはず。

「この話、Blogのネタになっちゃうよー」
と私が言ったら
「いいですよー!」
と言ってくれたので(笑
晴れてBlogのネタにさせていただきました。

詳細はうまく書けそうもないので今回はやめときます。
そういったワケで、ここで振出しに戻ります。

夜な夜な、いろんな恋のお話を聞きつつ。
Barで私は妄想していました。

彼女の恋のお話で一番心惹かれたネタがあります。
お相手の男性のお話を聞きながら、スゴイやつだな・・・と。
あくまでも落ち度があり過ぎの"エセ"なんですが、
ペテン師というか、ジゴロにもヒモにもなれない、"エセ"詐欺師というか。
「普通の人が一番怖い」という言葉がずっと私の脳裏を這いずり回っていました。。。

恋をすると、
相手の動向一つで恋した気持ちを空より高く持ち上げたり、
海より深くどん底まで落として沈めたり。
恋は心が忙しくなって面倒だし厄介だけど、やっぱり素敵なもの。
恋も病気みたいなものだから。
苦しくて辛くても、それが恋の醍醐味かなと。

私が初めて彼女の恋のお話を聞いた夜。
彼女はまだ真っ暗な闇の中にいたので私からは何も言うことがないかなと。
そんなことを考えながらお話を聞いていました。

唯一、ただ一つだけ言えたのは
「いつかね、何か月か何年か経ったときにこの恋も笑い話になるよ。
きっと瞬きするくらい一瞬の出来事になるだろうけど、
今はどうにもならない。
あなたの心の中の氷が少しづつ溶けていくのを待つしかない。
苦しいし辛いし、それが何か月か何年かかるかわからないけど。
その日を待つしかないよ」

遭難して独りぼっちになっても、これからまた誰かと恋しても、
この恋を思い出して笑えるような。
それでも、人生の中でこれはこれで、好い経験だったし好い時間だったなと。
そんな風に思える日が来たら、きっと新しい出会いや新しい世界の扉が開くかも。
久しぶりに、恋をするということについて考えたり妄想していた日々でした。



6年前に「おとなのいろはかるた」という連載みたいな記事を書いていたことがありました。
その総集編みたいな記事と、なんとなく、オンナ心っぽいことを書いた記事を貼り付けておきます。
もしご興味ございましたらこちらも併せてご覧ください。








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2018年08月06日 Posted byおんざろーど at 03:02 │Comments(0)Bar On the road ぼやきBarと喫茶店で私が考えたこと

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